InduGrind 社と VOLLMER – さらなる鋭さを実現するための協力 2023-09-18

伝統に根ざす革新的なスタートアップ

InduGrind GmbH 社の本社は、ボーフムのはるか西方にあります。ルール地方の経済は長年の鉱業の伝統がありますが、現在は構造変化の最中にあります。その変化は InduGrind 社にも見てとることができ、この工具研磨メーカーは、1990 年代からヴォルシュレーガー研磨工場（Wollschläger Schleifmanufaktur）として稼働していた旧ホンメル研磨工場（Hommel Schleifmanufaktur）を引き継いで、2022 年 6 月に設立されました。この伝統ある新設企業は現在、シャンク工具や特殊工具の研磨、再研磨、加工、そして歯切り工具、ホブ盤、切削砥石の再加工に注力しています。主なお客様は、歯車産業、大型歯車製造、自動車製造、食品産業などの分野のお客様で、再生可能エネルギー分野からのお客様も増えています。

InduGrind GmbH 社取締役のティモ・バーテ（Dr.-Ing Timo Bathe）氏は「かつてのホンメルと同様に、当社も平面研削と円筒研削、欠陥のある工具の再処理、歯切り工具や鋸の研磨を行っています。さらに、当社はパートナーと協力して工具研磨の開発を進めており、最新の機械に的を絞った投資を行っています。新しい VOLLMER のVGrind 360 研削盤を使用して、超硬シャンク工具の研磨を新たなレベルに引き上げ、標準化されたドリルとミーリングカッターを大量に生産したいと考えています。」とおっしゃっています。

産業規模の研磨のための VGrind 360

VGrind 360 工具研削盤は、2 本の重なって配置された研磨スピンドルと、C 軸の旋回点に位置する研磨砥石セットにより、効率的な多面加工を可能にします。VOLLMER 製機械の自動化は、InduGrind 社にとっては自社名のビジョンを実現するための鍵です。「InduGrind」という社名は、ドリル、ミーリングカッター、リーマーなどの回転工具の産業規模の研磨を略したものです。機械の他にも VOLLMER は、VGrind 360 についての最初のお問い合わせから長期にわたる操業に至るまでのサービスにより、包括的なサポートを提供します。

ティモ・バーテ氏は、「VOLLMER は、『ファミリー企業』という言葉が空虚なものではなく、その長所が毎日の活動において実現されていることを見事に証明してくれました。最初のコンタクトから機械のプレゼンテーション、受け入れ、その後のサービスに至るまで、私たちは、VOLLMER に家族的で非常に有効な協力関係を感じています。このパートナーシップに基づく協力を通じて、私たちは研磨市場におけるイノベーション推進者としての地位をさらに強化したいと考えています。」とおっしゃっています。

VOLLMER はパートナーとしてスタートアップをサポート

InduGrind 社は、自らを工具研磨のサービス業者としてだけでなく、研磨関連のプロジェクトをコスト効率よく成功裏に実行するための協力およびスパーリングパートナーとも考えています。その点において VOLLMER は、新しい研磨技術の開発のために同社とオープン、透明かつ経済的に協力するパートナーとして活躍しています。同社の目標は、鉱業、歯車製造、機械製造、鉄鋼業、自動車部門などの業界のお客様の中心的な窓口となることです。お客様にとって理想的なソリューションを見つけるために、同社は VOLLMER のような有能なパートナーと協力して、お客様から提示された課題を解決していきます。

VOLLMER グループ専務取締役のユルゲン・ハウガー（Jürgen Hauger）は、「InduGrind 社が、工具加工を共同で最適化するための機械サプライヤーおよび協力パートナーとして VOLLMER をお選びいただいたことに感謝しています。100 年以上にわたり研磨市場で活動してきた企業である私たちにとっても、若い新興企業との協力は多くの恩恵を与えてくれるものです。」と話しています。