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EMO 2023:工具製造のための研磨技術 2023-07-20

概要

2023 年 9 月 18 日から 23 日までハノーバー(ドイツ)で EMO 見本市の開催が予定されています。この見本市においてビーベラッハ(ドイツ)の研磨技術の専門企業である VOLLMER は、金属加工業界の要件に適合した研磨機とサービスをご紹介します。ホール6 のブース F32 において弊社は、PCD、CBN、あるいは超硬などのきわめて硬い母材の工具を加工できる、研磨機、放電加工機、およびレーザー加工機を展示します。メンテナンスまたはトレーニング サービス、そしてデジタル V@dison ソリューションについてもご案内いたします。さらに VOLLMER の EMO ブースでは、子会社の Loroch 社および ultraTEC innovation 社もそれぞれの製品を展示することになっています。

ハノーバーで開催される EMO 2023 見本市は金属加工業界の出会いの場ですが、今年はその位置付けを新たなものとし、国際的な生産技術の世界有数の見本市として、製品とサービスの適合を重視することになっています。したがってこの見本市は研磨技術の専門企業である VOLLMER にとって、自社の機械、サービス、デジタルソリューションを紹介するのに理想的な場所です。研磨加工に関するあらゆる技術をフルラインナップで提供する VOLLMER は、どのような素材で作られた回転工具、丸鋸、帯鋸であろうと、それを加工するためのあらゆる製造技術をカバーしています。

研磨加工、放電加工、あるいはレーザー加工による工具の生産

VOLLMER の機械は、工具加工に研磨、放電、およびレーザー加工技術を用います。今年の EMO におけるハイライト製品は、研磨加工と放電加工の両方を 100% 実行できる研磨および放電加工機、VHybrid 260です。この機械は、2 本の垂直に配置されたスピンドルにより多面加工を実現することができます。下側スピンドルは、研磨加工と放電加工の両方に対応した設計となっています。新しい V@dison ソリューションにより、VHybrid 260 は PCD 工具の放電加工において 0.05 µm/Ra(マイクロメーター/平均粗さ)の表面加工品質を達成します。デジタル アプリケーションのおかげで、将来的には放電加工を完全な加工プロセスとして工具製造に統合することができます。Vpulse EDM ジェネレーターは、最高レベルの精度、性能、表面加工品質を備えた、直径 0.5 ミリメートル以下のきわめて小さなマイクロ工具の製造も可能にします。一体化された「レーザーチェック」測定システムが高精度の加工を実現し、クローズドループプロセスによる全自動のコーナー処理加工において、必要とされる ± 2μm の公差を達成します。

すべての研磨機の自動化

VGrind 360S 工具研磨機も、多面加工コンセプトに対応しています。VOLLMER は今回の EMO においては CBN 工具の加工に焦点を当て、特殊工具を製造されている工具メーカー様と大量生産工具を手がけている工具メーカー様のどちらにも、どのようにしてそれぞれの生産に合わせて機械を個別に構成、装備することができるかについてご案内します。新しい HP 170 パレットマガジン、HPR 250 フリーアームロボット、HC4 チェーンマガジンなどの適切な自動化により、VGrind 360S は 24 時間無休の無人加工に最適な機械となります。HP 170 では、オプションでクーラントチャンネルの光学検知機能を統合することができます。さらに最大 8 つの研磨砥石パッケージを、クーラント供給も含めて全自動で交換可能です。

VOLLMER の VLaser 370 レーザー加工機は、特許取得済みのキネマティクスによりきわめて硬い工具母材を旋回点において直接加工し、しかも補正動作が少ないため効果的かつ高精度な生産が可能であることを、工具メーカーの皆様に証明します。VOLLMER は、自社の機械に加えて、子会社の Loroch 社および UltraTEC innovation 社の製品とサービスも紹介します。Loroch 社は丸鋸の研磨機を製造しています。ultraTEC innovation 社は、金属またはプラスチック製コンポーネントを非接触かつ省資源な方法でバリ取りできる、超音波バリ取りシステムを提供しています。

VOLLMER のサービスおよびデジタルソリューション

VOLLMER の EMO 見本市への出展は、メンテナンス、整備、トレーニング、融資、デジタル化のサービスについてのご案内により完全なものとなります。これには、V@ boost ソリューション「VHybrid 260 用パフォーマンスパッケージ」などのデジタルイニシアチブ V@dison のオファーも含まれます。

VOLLMER グループCEOのユルゲン・ハウガー(Jürgen Hauger)は、「生産技術の世界有数の見本市たる EMO の位置づけは、当社の企業理念と一致します。なぜなら私たちは、工具を高精度かつ自動で製造するための研磨技術を世界中、フルラインナップで提供する企業だからです。私たちは、非常に特殊なプロセスを提供するだけでなく、まさにお客様が必要とするプロセスを提供します。さらに、工具メーカーと研磨サービス業者の皆様を自動化されたコスト効率の高い生産において最適にサポートするべく、機械と併せて個別のサービスとデジタルソリューションもお届けします。」と語りました。

プレス担当窓口

Ingo Wolf
マーケティングサービス
住所Ehinger Straße 34 // 88400 Biberach/Riß