zurück

さらなるパフォーマンスのために VOLLMER が PCD パッケージを設定 2019-02-19

概要

シュヴァーベン(ドイツ)の研磨スペシャリストの VOLLMER は、放電加工機 QXD 250 のために PCD(多結晶ダイヤモンド焼結体)工具の加工プロセスのさらなる最適化を行いました。VOLLMER は新しいパフォーマンスパッケージにより、加工時間の短縮による機械の効率の大幅な向上を実現します。これは、QXD 250 のジェネレータ技術、プロセスパラメータ、ギャップ評価、およびドライブ技術のシームレスな連携により可能になるものです。弊社はこのための新しい支払いモデルを提供しています。これは個別に顧客の要求に合わせることができます。パフォーマンスパッケージは、VOLLMER がデジタル戦略をさらに前進させるために新たに展開する「V@dison」活動の構成要素となっています。

VOLLMER グループ取締役のシュテファン・ブラント(Dr.Stefan Brand)は、「耐性に優れた PCD 工具は、金属および複合材の加工にとって非常に重要なものです。弊社は PCD 工具メーカーの皆様向けに多様な製品ラインナップを取り揃えていて、特にディスク放電加工機 QXD 250 のプロセス最適化に集中的に取り組んできました。この度弊社は、効率の観点から機械の性能を大幅に改善することのできるソフトウェアとハードウェアで構成される、新しいパフォーマンスパッケージをご用意しました。」と語っています。

QXD 250 により、種々の PCD 工具を 1 工程で精密に加工することができます。これとジェネレータ技術 Vpulse EDM があいまって、高い切削性能で優れた表面加工品質を実現します。チップ装着式 PCD 工具向けの豊富なソフトウェアに加え、 ExLevel Pro ソフトウェアは、焼結処理あるいはろう付けされた穴あけ加工、ミーリング加工、あるいはリーマー加工用 の円筒形状PCDブランクのハイブリッド研磨(放電加工と研磨加工)を可能にします。

QXD 250 向けに新たに設定されたパフォーマンスパッケージは、既存のお客様とこれからのお客様のどちらにも対応したもので、ジェネレータ技術、プロセスパラメータ、ギャップ評価、およびドライブ技術の最適化された連携により、経済的な付加価値を提供します。

VOLLMER は、ソフトウェアおよびハードウェアコンポーネントで構成されるパッケージを、お客様の許で稼働しているどの QXD 250 にも後付けすることができます。サービスエンジニアがお客様の許で実装を行い、機械の状態と技術的な条件についても点検します。VOLLMER のオファーには試用期間が設けられているので、ユーザーの皆様は高いコストとリスクを伴うことなく、QXD 250 においてそれぞれの用途に対するパフォーマンスパッケージの効率をテストすることができます。

パフォーマンスパッケージは、VOLLMERによる新しいデジタル化活動「V@dison」の最初の製品群の 1 つで、研磨機および放電加工機を IoT(モノのインターネット)環境に統合して、工具メーカーの皆様のインダストリー 4.0 プロジェクトの実行をサポートします。

シュテファン・ブラント(Dr.Stefan Brand)は、「私たちはこの製品を、お客様がそれを特定の工具に対して使用するかどうかに応じて、柔軟に対応できるように設計しました。それに応じて清算モデルもまた、新しいものとなっています。ソフトウェアおよびハードウェアに対する一括設置料金をお支払いいただいた後は、「ペイ・パー・ユース(利用に応じての支払い)」により清算させていただきます。つまり、使用時間に応じて料金を算出いたします。お客様は、VOLLMER より個別に時間量をお買い上げいただくことになります。パフォーマンスパッケージがスイッチオフの状態にあるときは、費用の発生はありません。」と説明しています。

プレス担当窓口

Ingo Wolf
マーケティングサービス
住所Ehinger Straße 34 // 88400 Biberach/Riß