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黄海沿岸での鋸の研磨 2018-03-14

概要

韓国の企業 DCM 社は、高精度チップソーやカッターや円形カッターといった特殊工具を製造しています。DCM 社は、その製品を何より鋼管メーカー、また自動車メーカー、造船業や航空・宇宙産業といった金属の切断に関わる世界中のあらゆる製造業に供給しています。超硬チップソーを生産するべく、同社は超硬チップソーの製造に多くの VOLLMER 製機械を使用します。最新の導入実績には <link iconlink>CHD、<link iconlink>CHF および <link iconlink>CHP が含まれており、これらは超硬チップソーをワンクランプで研磨できます。

ファソンはソウルからおよそ 50 km の距離にある、韓国の黄海に臨む町です。その一帯は陽光に恵まれた保養地として人気があり、スポーツも話題となりました。20 世紀アジア最優秀サッカー選手のチャ・ボムグン(Bum-kun Cha)は、1953 年にこの地で生まれました。80 年代、彼はブンデスリーガで 300 回以上プレイし、アイントラハト・フランクフルトとバイエル・レーヴァークーゼンに 100 本に迫るゴールを捧げました。

韓国西部のこの町で同じくスポーツを愛するのはアン・ヨンムン氏とその御子息、アン・ステファン氏です。父がテニスやゴルフを好む一方、子はサイクリングを楽しみます。しかしどちらも、最も胸が高鳴るのは切断加工です。アン・ヨンムン氏とアン・ステファン氏はファソンに本社を置 DCM 社の経営者です。1982 年に設立された同社は高精度チップソーや、カッターや円形カッターといった特殊工具を製造しています。

 

金属切断用の高品質な丸鋸

「1970 年代の末、私は職業専門学校で教え、鋸が金属の円筒を切断するたびに鈍くなり、しばしば折れることに気づきました。」と DCM 経営者・創始者のアン・ヨンムン氏は語ります。「これがメタルソーの過酷な条件に継続的に耐える丸鋸を開発する、私のモチベーションになりました。」

その着想からすぐ、DCM で初めての HSS 用丸鋸が生まれました。間もなく高い周速度を備え、鋼管や成形材の切断に適した切断用丸鋸がそれに続きました。これらの丸鋸では著しい回転速度により、鋸と金属の間で大変な高熱は発生します。こうして切断面は切断と溶解を組み合わせた状態になります。これを DCM は赤熱効果と呼んでいます。

「1980 年代の末、最初の切断用丸鋸を開発する前、この切断方式は韓国へ完全に輸入されたものだったのです。現在では金属を加工する産業が国内で必要とする切断用丸鋸のほぼ 3/4 を、弊社が供給しております。」と DCM 経営者のアン・ステファン氏は付け加えました。「弊社の目標は、韓国で丸鋸の主導的なサプライヤーになるとともに、国際的に成長することです。」

 

多数の VOLLMER 製研磨機が稼働中

1990 年代初頭、DCM は初めて超硬チップソーを開発しました。当初から韓国の方々は、鋸の製造にあたって VOLLMER の研磨機に信を置いています。当時、アン・ヨンムン氏は研修のためビーベラッハを訪れていました。それは DCM にとって実りある投資となりました。現在、同社は金属の切断に関わる世界中の産業、とりわけ鋼管メーカーの他、自動車メーカー、造船所や航空宇宙関連企業にも鋸を供給しています。

韓国企業、DCM は超硬チップソーの生産のためおよそ 12 台の VOLLMER 製機械を使用しています。ビーベラッハから初めて研磨機を購入したのは、1990 年代初頭のことでした。最新の導入実績には <link iconlink>CHD、<link iconlink>CHF および <link iconlink>CHP などが含まれています。これらの機種により、超硬チップソーを精密にワンクランプで研磨することができます。ND ハンドリングシステムと、自動積載に対応する台車によって機械は 24 時間、加工の準備を整えています。

「韓国はメタルソーや複合式鋸用研磨機のハイエンド市場に発展した上、サービスや応用サポートの需要が増大しています。」と VOLLMER グループの経営者、シュテファン・ブラント(Dr. Stefan Brand)は語ります。「2016 年に設立したソウル支社によって、これまでと比べて DCM などの顧客を現地でより集中的にサポートできるようになりました。」

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