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スパークが飛ぶ:放電加工方式によるダイヤモンド研磨砥石の ドレッシング 2019-09-03

概要

メタルボンドダイヤモンド研磨砥石の切削率と寿命は、ドレッシングにより左右されます。機械的なドレッシングプロセスでは、ダイヤモンド粒子は部分的にその鋭さを失い、簡単に剥離してしまいます。その結果砥粒の突出は十分なものではなくなって、メタルボンド研磨砥石を最適な動作点で使用することができなくなってしまいます。研磨砥石との接触がないスパーク放電加工によるソリューションでは、ダイヤモンド粒子の構造と合着力が維持されます。ビーベラッハ(ドイツ)の研磨スペシャリストである VOLLMER は、ダイヤモンド研磨砥石の放電加工によるドレッシング    のためにワイヤー放電加工機 VPulse 500 に追加機能を装備しました。VOLLMER テクノロジーのその他のメリットとして、炭化水素べースの放電油の使用により、砥石パッケージのクランピングシステムを腐食から保護しています。

VOLLMER グループ最高経営責任者のシュテファン・ブラント博士(Dr. Stefan Brand)は、「メタルボンドダイヤモンド研磨砥石は工具加工での使用が増大しているだけではありません。切削率と寿命の改善のため、ドレッシングにはスパーク放電加工をお勧めします。ハノーバー(ドイツ)で開催される EMO 2019 において、弊社のワイヤー放電加工機 VPulse 500 がどのようにして研磨砥石の放電ドレッシングを実現するかを初披露させていただきます。」と話しています。

機械的ドレッシングの欠点
目標は、メタルボンド研磨砥石に最大の性能を発揮させることです。研磨砥石は長いこと、最も効果的な動作点で使用することができませんでした。その理由の一つとして、製造時あるいは再成形における研磨層のコンディショニングが適切でないことが挙げられます。そのためこれまでは、機械的なドレッシングプロセスを採用しなければならないことが稀ではありませんでした。機械的なドレッシングプロセスには、決定的な欠点があります。たとえば、「クールな研磨」と必要な層の切断性能を実現するために要する砥粒の突出を得ることができません。正にこの点こそが高い粒子合着力ゆえに、金属結合材が持つ利点であるにもかかわらずです。そのうえ機械的ドレッシングにおいて発生する力は、研磨砥石の形状によって変化する要求精度にとってのさらなる障害となります。それは監視に多大な努力を必要とします。

高い砥粒突出と精確な形状
VOLLMER はハノーバーで開催される EMO において、メタルボンド研磨砥石の成形のために必要な機能を装備した VPulse500 ワイヤー放電加工機を初披露します。弊社は専用のプロセスエンジニアリングと自社開発した放電パラメータにより、「二つの問題を一挙に解決する」ことに成功しました。調整された放電プロセスが、非導電性のダイヤモンド粒子の周りにある金属結合材を除去します。その結果、研磨層に理想的な形状が生成されます。より具体的には、高い粒子合着力を達成しつつも高い砥粒突出とダイヤモンド粒子の損傷防止が実現するのです。得られる形状精度は、結合材と粒子サイズによりますが、± 2 マイクロメートルとなります。

腐食保護のある放電加工
他の放電加工プロセスと異なり VPulse 500 は炭化水素べースの放電油を使用しているので、外部からの影響を受けやすい研磨砥石パッケージのクランピングシステムに特別な保護は必要ありません。VPulse 500 は 5 軸機構によりどのようなダイヤモンド研磨砥石をも自動で測定・放電加工します。細密な放電ワイヤーにより、複雑な形状でも 1 回のセットアップで研磨砥石に加工することができます。VPulse 500 を使用した社内テストにおいて VOLLMER は、メタルボンド研磨砥石の寿命を機械的な方法と比較して大幅に改善することができました。さらに、無粒子領域のある開孔研磨砥石により切削率も大幅に改善されます。VPulse 500 をお使いになれば、研磨砥石をどのようにドレッシングするのか、必要に応じて正確にプログラミングすることができます。

シュテファン・ブラント博士(Dr. Stefan Brand)は、「お客様は 4 つのワークピースホルダーの異なる VPulse 500 をお選びいただくことができ、最大 68 個の研磨砥石パッケージを、無人運転で 24 時間加工することができます。そのことは、ダイヤモンド研磨砥石を製造しているお客様でも、再成形を手がけているお客様でも変わりありません。」と話しています。

プレス担当窓口

Ingo Wolf
マーケティングサービス
住所Ehinger Straße 34 // 88400 Biberach/Riß